三人の鬼 怖くもあり 悲しくもあり 優しくもあり 笑っているようにも 泣いているようにも 眠っているようにも・・・
コロナも落ち着き 出かけた先の道の駅ではひさしぶりにイベントが開催させていた。
サイコロの出た目の数だけ 大きなスプーンでお菓子がすくえる。
幼稚園位の男の子が 挑戦！ スプーンですくう事になったが なかなかうまく救えないようになっている。よくできた企画だ。
初め自分で頑張っいた男の子は少しも救えないので お母さんにバトンタッチ！「 チョコとキャンディ いっぱい とって！」
子供の期待に応えるのにお母さんは必至！
次はやっと歩きかけた男の子。やっと一個すくいあげ 満面の笑み
お母さんも「よくやった！ すごいすごい！ よかったね！」大絶賛
少し行くと レジの前で 小さな女の子が お金とお菓子を握りしめていた。横にいたお母さんは 周りの状況を見て お勘定をさっとすませた。瞬間 女の子は 涙をいっぱい目にためて この世の終わり位の勢いでなきだした。お金を自分で払いたかったらしい。
何も持たずに生まれて来た赤ちゃん いつ頃から 自我に目覚めるのだろう。泣く事ですべてを訴える 産まれた瞬間からだろうか。
私はどちらかと言うとあまり明るくもなく 愚痴愚痴 否定的な考えで 不平不満や悪口をつい口にするにんげんだった。
まだ独身の頃 少し上の先輩から 飲みに誘われた。その先輩は 既婚者のうえに 女性の噂の絶えない 人だった。躊躇しながらも誘いに応じた私は お酒の勢いもあって 何時もの通り 愚痴愚痴いいだした。 その時先輩は「おまえなー。その性格治さんと誰も付き合ってくれなくなるぞ。良い女にはなれないぞ。」と正面切ってきっぱりといった。私にそんな事を言ってくれたのは彼が最初でそれ以後誰もいない。
後にも先にも その先輩と飲みに行ったのは一回きりだった。先輩はその後も色々な女の人と噂に登ったが 今は奥さまと素敵な暮らしを楽しまれている。
そして 私は 性格はそうは簡単には変わらないかも知れないが 彼の言葉が何時も頭を過り 気を付ける様になった。(じぶんでは 気にするだけでも少しはましだろうと勝手におもってる)
煩悩・・・執着 欲望 怒り 嫉妬 傲慢
欲・・・ 三大欲 五大欲
自我・・・エゴ 負けず嫌い
物に包まれ 有れども有れども満たされず 知らないうちに 人を傷つけ 悲しませている。
歳を重ねて 自分の回りを整理し 正しい心持ちで 優しく 心穏やかに生きていく。そういうことを考える事は大切な事。
自分が歳を重ねた事を確り受け止め考え生きていきなさい。と三体の鬼は語りかけたのかも知れない。
では 今日はこの辺で・・・ 雲ひとつない暖かな日です。
