HANA-MOMO’s diary

日々の思いを思いのままに・・・ ぼちぼち書いていきますのでよろしくお付き合いくださいませ。

命の炎

長崎のとあるお寺様 2月初旬

なかなか ブログが書けなかった。言葉にすると何か違う気がして 簡単に片付けてしまいそうで 悲しくて怖い。シリアスな事を書くのは違う気がしたりして・・・

でも 次に進むために 一気には書ききれないので 自分を納得させるために少しずつ自分の思いを書いてみます。

出会いは二年半ほど前 たまたま喫茶店で居合わせて 喫茶店のママを反して知り合った。歳を重ねたその人は ネットで検索したら直ぐに出てくる ちょっとした有名人。お互いの家を行き来するようになり 私に物作りの楽しさやヒントを教えてくれた。決して押し付けない。 誉めて育てるように 心地よい気分の中で色々な事をおしえてくれた。 たまには我が家で たまには先方で 美味しいものを肴に飲んだりもした。

去年の今頃誰が想像しただろう いや半年前だって考えもしなかった。当の本人も、10月少し寒くなりかけた頃突然その知らせは来た。本人からだ 「余命3ヶ月・・・全身癌 あちこちに出来ていて手術は出来ないと だから治療をせずに自然に任せる」と

その後 様子を聞くと 「今は桜を見るのが目標。次は蛍」前向きに前向きに・・・

そして先日「会えるうちに 話せるうちに 会いたい。もう飲めなくなったけど 美味しい酒が有るから 渡したいんだ・・・」と 家人を通じて

背はすらりと高く がっしりとしていて なのに 痩せこけて 自由に体を動かす事もできず 床擦れが痛々しい。 あんなに美味しい物好きだったのに スプーン三杯の食事がやっと・・・

人間って こんなになっちゃうの 癌って何!

日々を平々凡々と過ごしていることが なんて素晴らしい事なのか 自分の好きなことをして生きてる事がなんと素晴らしい事か

朝は必ずやってくる 明日も目覚め普通に過ごせる事がなんとありがたい事か

やがて必ずやってくる死 私にも 私の愛する人にも 私はちゃんと受け止められるのか。前向きに頑張りきれるのだろうか。

心がざわざわする。 でもかならずやってくる。 例外なく。

怖くて 悲しくて しかたない。

何時もとなり合わせの事なのに・・・私は受け入れられるのだろうか。

今はただ 彼には 少しでも痛みがなく 少しも安らかであってほしい。

風車の回るカラカラと言う音の中で 沢山のお地蔵様の中 祈ることしかできなかった。

今日はこの辺で・・・ 又何時ものブログに