HANA-MOMO’s diary

日々の思いを思いのままに・・・ ぼちぼち書いていきますのでよろしくお付き合いくださいませ。

毒をはく・・・

 

2022 秋 滋賀県 信楽焼 玉桂寺にて
煩悩をたちきるお不動様

 夕方 日が沈む頃 夕御飯にを作りながら 何かしらのお酒を口にする。焼酎は苦手で余り手をださない。

お酒が強い訳でもなく お酒を飲みながら食べる時 何気ない 家のお惣菜や 食材が ワンランク美味しく感じる。 時にはお酒に合いそうな珍味をgetし プチ贅沢を楽しむ。 ゆっくりお酒を飲みながら ご飯を作り 本を読んだり ブログを見たり 永い食事を楽しむ時間が好きだ。

パートナーと一緒に生活するときもそのスタイルは変わらない。そして飲むことに満足した頃。台所もだいたいかたづいている。

お酒を飲みながら なんか変わった珍味はないかと スマホで検索・・・

フグの肝の糠漬け なるものをみつけた。

石川県辺りの郷土料理らしい。毒の抜き方は色々あるらしい。

フグの毒 テトロドトキシンは猛毒らしい。(よくテレビドラマのサスペンスなんかで見聞きした) フグの調理は免許のある人しかできない。と言うのもきいたことがある。フグ自体あまにお目にかかることもお口に入ることもない。

そんな私が興味を持ったのは ふぐは生まれた時から毒を蓄えている訳ではない。生きている間に毒を蓄えて行くと言う。

それは人間も一緒だとふと思った。生まれたばかりの赤ちゃんは 純真無垢 どなた様もこなた様も なんの汚れもない。生きていくうちに自我を持ち 色々な事を蓄えていく。良いことも悪いことも それは誰しも同じ。

そしてそれは生きていく中で 大切なことでもある。

フグの毒だって 鎮痛剤につかわれると書いてあった。

人間が生きていくのに欠かせないのが 欲望

睡眠欲 食欲 物欲 性欲・・・ 色々な欲求があります。

そして仏教で表される煩悩。財欲 性欲 飲食欲 名誉欲 睡眠欲・・・

ネットを見ていると色々な論議がかかれています。

私は人間らしさではないかとおもえてきました。

そして あの世に旅だった時。 毒が浄化されるのは亡くなった時。だから亡くなった人は善い人になる。故人を悪く罵る事は絶対にない。善いことを思いだし 善人になる。私は 無信仰だけど 「亡くなった人は 仏様。 様が付く大事な仏様になるんよ」おばあちゃんはそんな風に教えてくれた。そしてそれが人でなくても 動物であっても 手を合わせる事をおしえられた。

フグの肝の糠漬け どんな味だろうか。一度食べてみたい。

すっかり永いお酒になってしまった。

今日はこの辺で・・・ 今日も美味しくのみました。