HANA-MOMO’s diary

日々の思いを思いのままに・・・ ぼちぼち書いていきますのでよろしくお付き合いくださいませ。

やまぶきの花が咲く頃になりました。

赤ちゃんはその小さな手に一生分の幸せを握りしめてくる。きゅっと結ばれた小さな可愛い手 そっと人差し指を差し出して握手を求めた。ちいちゃな手で私の人差し指をきゅっと握りしめた。力一杯満面の笑みを浮かべて・・・

私は職業柄たくさんの人の手を見てきた。小さなて 大きなて 指が短くずんぐりむっくりの手 指が細くしなやかな手 指が長く大きな手 ゴツゴツ太くて固い手 温かい手 冷たい手 薄汚れた手 ひび割れたカサカサの手 爪の良く手入れの行きどどいた手 少しシミの出た年齢を重ねた手 引っかかれたら痛そうな長い爪の手 家事はしてなさそうなネイルの手 そういえば・・・かなりのご高齢と見かけたがピンクの可愛いネイルをしたおばあちゃまの手 偏見?ではないです。素敵なネイルをされている男性(ギターかなんかされるのかなぁ・・・)の手 私は色々な人の手を見ながら 手には各々の人の人生が現れているように思った。

人は皆 人生の最後は胸の上で手を組んで次の世界行く。この世で得た想いを胸に 両手に何も俗世の物を持たず清らかな気持ちで次の世に逝くために・・・

食事の前後に手を合わし 感謝するときに手を合わし 人によっては挨拶に手を合わし 仏様や神様の前で手を合わし 何かを願う時も手を合わす。

良いことをするのも 悪いことをするのも 悲しいことをするのも 優しいことをするのも 料理をするのも 物を作り出すのも みんなみんなこの手

手は人生そのもの・・・

赤ちゃんにぎゅっと人差し指を握られながら 貴方はこれからの人生どんなものをつかみ取るのだろう。そんなことを想いながらその笑みに癒されていた。