HANA-MOMO’s diary

日々の思いを思いのままに・・・ ぼちぼち書いていきますのでよろしくお付き合いくださいませ。

出されたものは有り難く・・・

雨の中 銀杏に包まれて

銀杏が黄色く色づくとおもいだす。黄色く色づいた銀杏並木のトンネルをくぐったところに 大学の研究室の建物はあった。 社会人になって2~3年経った頃私はこの研究室を仕事で何度かおとずれた。仕事の事て教授と話をしていたとき 研究生だろうか 学生さんがレモンティーをいれてくれた。

私は変に緊張する人で場馴れしない所では 出された物を口になかなか出来ない人。仕事の訪問先や 打ち合わせ等で出された飲み物もなかなか手がでない。学生の頃までは砂糖ミルクをきっちり入れて珈琲を飲んでいたのに 砂糖とミルクに手が出せない私は就職してからブラックになってしまった。それがきっかけで今はブラック大好き!もう砂糖ミルク入りにはもどれませんが・・・

話は戻りますが その学生さんがいれてくれたレモンティーを飲めずにいた。その時、それまで仕事の話をしていた教授が少々厳しい口調で「折角 学生がいれてくれたんだから 頂いたらどうですか? 口も付けないのは失礼とはおもいませんか?」といわれた。それは明らかに お茶を進めているだけの物ではない様におもわれました。私は恐る恐る手を伸ばしレモンティーをのみました。

その事があってからは 何処に行っても出されたものには口をつける様になりました。人生の勉強は 学校で学ぶものではなく社会に出て日々の経験の中でしていくものかもしれませんね。

銀杏が見事な位黄色く色づき はらはらと舞い散る頃になると 不思議とレモンティーと教授の事をおもいだす。