HANA-MOMO’s diary

日々の思いを思いのままに・・・ ぼちぼち書いていきますのでよろしくお付き合いくださいませ。

今年もお里帰り

下手だけどコツコツつくってます。

暑い 暑い毎日 でもあと半月もするとお盆ですね。

お盆といえば 休暇 遠くにいる家族が集まる 故郷に帰るみたいな事を思い浮かべる人も多いかも知れませんね。

盂蘭盆 又は 盂蘭盆会 といいご先祖様や亡くなった人の霊をお迎えして一緒に過ごす供養 要するにご先祖様の里帰りなのですね。

地域によっては新暦盆(7月13日から16日) や 旧盆(8月13日から16日)頃と色々あるそうです。

迎え火を炊いてお迎えし 送り火でお見送りをする。送り火には京都の五山送り火の様な厳かな物 長崎の精霊流しの様な花火 爆竹で送る賑やかな中にも寂しさを感じる物 灯籠を流す所 色々ですね。

私の実家は京都に近く おばあちゃんは 『おしょうらいさん』と呼んでもてなしていたのをおもいだします。お野菜や果物や素麺 お仏壇は賑やかでした。

パートナーの実家は長崎です。 義母の新盆の時 精霊舟を初めて見せてもらいました。テレビで見るような大きな物ではなく 大人四人位で担げる船は 造花等で綺麗に飾られていました。又大きな提灯が一杯飾られて仏壇はお葬式より艶やかでした。びっくりしたのは 夕方お重を持って提灯で綺麗に飾られたお墓で花火や爆竹しながらお墓参りにくる人たちに料理を振る舞ったりお酒を飲んだり・・・お盆の時期は厳格な位のお精進だったことです。義母がなくなる前お盆に帰省するとパートナーから「精進しかでないからな。覚悟しろ」といわれたものです。でも義母は「折角帰ってきてくれたとばい うまかもん食べんとつまらん」とチャンポンや皿うどんを振る舞ってくれた。

今年もお盆の季節がやってきた。そして義母は私の心の中に帰って来てくれた。

我が家にはお仏壇はない。パートナーがDYIで作った黒い箱の中に私の家に関わった人たちの忌明け等で頂いた戒名の書いた紙が納めてある。そしてお地蔵さまが一杯居られる朝夕にお水やお茶を供えたり頂き物はまずそこに上がる。お盆も盆菓子を気持ちだけ供える。

義母は8月お盆前に亡くなっている。次の年が新盆だった。パートナーと帰省していた私の家はお盆は留守になることが多かった。お盆の夜 パートナーと「今日はうちの家は静かで誰も邪魔されないから帰って来た人達が宴会でも開いているのとちがうかなぁ」なんて話してました。

私の実家の方は私が成人を迎える頃まで土葬でした。でも不思議と私はお墓は怖くなかったし お盆はなにか賑やかで暖かな安らぐ気持ちがする季節です。何時も近くに誰ががいるみたいで・・・