昨日 大阪では サクラ満開宣言されたとか
桜や木蓮が咲き誇ってる。
私はあまり桜が好きではない。花見 花見とさわぐ事も 名所に見に行く事もあまりしない。それでも 咲いているときれいだなー。 その場が明るくなる。夜の桜は妖艶だとも思う。
好きでないのは 多分コンプレックス・・・
ジミーで 綺麗とか 可愛い なんて形容詞からはあまり縁がない。
桜じゃないけど その場に居るだけでぱーっと華やぐ人も沢山のおられるが・・・
幼稚園に通っていた頃 踊りの発表会があった。 色々なグループに別れて色々な童謡に合わせてちょとしたコスプレをして踊るのだ。 父母の見守るなかステージの上で踊った。
ほとんど忘れてしまったが 私の踊ったのは グループからはみ出た残りメンバーで 頭に 薄紙で作った花(入学式なんかの看板の縁なんかについてるやつ)を頭にちょこんと乗せて ♪タンポポさん タンポポさん 風に吹かれておどっているよ~ そんな歌だったように思う。 写真を見ても不満そうな顔で写ってる。
原因は クラスでも目立つ5人 着物を着せてもらい 先生手作りの金と銀の扇子を持ち 赤いリボンで髪を結い 踊っている。確か曲は 滝廉太郎の 花 だったと思う。
わたしの人生初の 嫉妬? 人を羨む気持ち? だった気がする。
春 桜の頃になるとなぜか その時の事を思い出す。
桜の時期は お別れも多かった。 桜を待つように逝った人。
桜満開の中 見送った人。 桜の散るのと一緒に去って逝った人。
満開の夜桜の中 何処か 淋しい様な 怖いような 思いをしたこと。
桜は近寄りがたいような つーんと冷たいような 艶やかすぎるような 不思議な花
桜の木の下をふと見ると土筆が顔を出し タンポポがさいていた。
では今日はこの辺で・・・ やっぱり私は羨望の目で見上げるタンポポなのかもしれない。