私がタカちゃんに初めてあったのは15年前。
タカちゃん といってるが 今は50歳をすぎている。
タカちゃんは 50歳を過ぎても私にとっては 真面目で優しい男の子。
タカちゃんはユーホウキャツチャーがとても得意。取れないものは無いという。
1回2回で何でもゲット! ゲームセンターの人を困らせている。
タカちゃんはユーホウキャツチャーでゲットしたぬいぐるみを私の前に差し出す。
他の人が何を頼んでも聞かない。 絶対取らない。
でも 私の前にぬいぐるみを差し出す。デスクの上はぬいぐるみで一杯になった。
あるときは 自分の体の半分もあるような大きなぬいぐるみ!体に結わえて自転車でやってきた。
暫くタカちゃんと仕事の都合で会えなくなった。
タカちゃんは私がいなくなってゲームセンターに行かなくなっと聞いていた。
コロナも落ち着き久しぶりにタカちゃんに会った。
タカちゃんは覚えていてくれた。
「久しぶり!」タカちゃんは優しい眼差しで手をふってくれた。
「元気にしてた?」私も手を振り替えした。
「コロナでゲームセンターに行けなくなった・・・」タカちゃんはぼそっと言った
寂しそうに ぼそっと・・・
タカちゃんは知的障がい者です。小学校高学年位の知能があります。50歳も過ぎたおじさんが現実かもしれません。でも私には真面目で優しい素直な男の子。天使の羽を持ったまま年を重ねてきた男の子。何時までもこのままのタカちゃんでいてね。