今年の梅雨は本当に短かくあっという間にあけてしまった。何時もの年なら学校が夏休みになるのにまだ開けないことも多いのに・・・
テレビで説明する気象予防に「えー。まちがいちゃうの? 梅雨の中休みとか。空梅雨とか」と テレビの画面向かってひとり突っ込んでも 梅雨は明けていった。
短い梅雨の晴れ間に早起きをして朝御飯もそこそこに車を走らせた。何かのテレビで映っていたのに興味を持ってナビを頼りにでかけた。
寺の門前に着いたが駐車場が見つからない。携帯電話を取るとお寺に電話をいれてみた。落ち着いた優しそうな女性の声で 「お寺の山門の石畳を登り詰めた所にあります」との事。 かなり勇気のいる道幅ですれ違う事はできない。意を決して登りだした。そこはお寺さんの御利益か誰ともすれ違わず無事に駐車場につく事ができました。
門は茅葺きで石畳はしっとり周りのみどりの水を得ていた。
お寺としてというより 境内全体が一つの茶席として作られたというこのお寺は何処か他のお寺と違う趣がありました。
お茶お寺ならではの 拝観料を納めるとお茶の接待をしてくださいます。
ちょうどお昼近くにいった私は 厚かましくも予約もせずにお昼の接待にもあずかりました。
奈良の吉野くずで作られた石州麺のお膳は お寺で丹精された野菜と共にとてもおいしかったです。
ご接待頂いたお寺の奥様とお野菜の色々な話が弾み 奥様のお母様の丹精された野菜の事や 美味しい野菜の食べ方 見た目のお膳だけでなくその何倍も温かなお接待でした。
やはり 茶の湯に縁のあるお寺だとおもいました。
ゆっくりとした午後の一時をすごさせて頂き お寺をあとにする時も登ってくる車とかち合う事なく参道を下りる事ができました。 御利益!
コロナが落ち着いたら予約をきちんとして精進料理を頂きにあがりたいと思いながら帰路につきました。
とても良い梅雨の晴れ間に・・・